▼ 急な怪我にはアイシング
どうしてアイシングが必要なのか?
アイシングアイシングというけれど・・・いつも、練習後に渡されるアイスバック、とても冷たくて、ジンジンするし・・・ 本当は嫌なんだよね、なんて思っている方もいらっしゃるかと思います。
怪我をした時、痛みが出たときは 応急処置としてアイシングが最適です。
でも、どうしてアイシングが最適なのか?どうして必要なのか?
まずはこれをはじめに説明します。
怪我をしたら冷やしたほうが良いっていうのはわかったけど(知ってるけど)、
でもどうして?
どうやって冷やせば一番いいの?
どれぐらい冷やし続ければいいの?
何を使うの?
コールドスプレーやシップでもいいの?
といった疑問が山のように出てくるはずです。
こんな疑問も一挙にひも解いていきましょう。
正しいアイシングの方法・応急処置方法を知っておくといざというとき役に立ちますよ。
- アイシングとは?
捻挫や打撲(打ち身)肉離れなど怪我をしたときに患部に氷嚢をあてたり、 スポーツ活動の後に以前怪我した部位を氷で冷やすことをアイシングといいます。 アイシングを行うことにより、腫れや痛みを抑える効果があります。 - 怪我と患部の腫れのメカニズム
捻挫や打撲といったような急な怪我(損傷)をすると、腫れや痛みがでますね。
でも、どうして腫れるのか?仕組みを順に見てみましょう。
1.怪我をする
↓
2.患部の毛細血管・組織が壊れる
↓
3.出血や細胞液などによる患部の腫れ
血液や細胞液などが組織の中へ流れ込み腫れます同時に壊れたというサインが脳へ走り、
「痛み」という形で体に炎症反応が起こります。
↓
4.一次的外傷性損傷
怪我をした箇所の毛細血管や組織が壊れて起こる損傷
↓
5.患部周辺の組織への酸素不足
毛細血管が破れ血液循環が正常でないだけでなく、炎症反応が起こるとそれを抑えようとする体の自然な反応にともない細胞周辺の血管が収縮するので患部周辺の正常な細胞への血流が更に低下します
↓
6.患部周辺細胞の壊死
同時に患部周辺の正常な細胞の間で正常な水分の出入りができなくなる
(浸透圧の差が出る)ので細胞内に多くの水分が入り込むので患部周辺が更に腫れる。
↓
7.二次的低酸素症
不十分な酸素供給のため周辺細胞が次々と壊死する。
また、これにより、筋肉や腱などの結合組織へもダメージが及ぶ
- アイシングの役割
アイシングだけではもうすでに腫れ上がってしまった患部 (一時的外傷的損傷)を元通りにすることはできないけれど、 怪我をした後できるだけ早くアイシングをすることで、
患部周辺の新陳代謝を下げることにより、出血による腫れや患部周辺の 正常な細胞までが酸素不足による被害(壊死)を最小限に抑えることができます。
(二次的低酸素症を防ぎます) - いつアイシングするの?
怪我をしたらできるだけ早くにアイシングを始めます。
できるだけ一次的外傷性損傷で壊れた血管を収縮させることで
腫れを最小限に抑えたいからです。 またスポーツリハビリの後や使いすぎのケガをしたときなど、患部が温まって熱を持っている状態(炎症を起こしている)のときにもします。
- アイシングには何を使う?
コールドスプレーをシュワーとかけておしまい・・・
なんてことでは患部はどんどん腫れていきます。
だからと言って、かけすぎては皮膚の一部が凍傷になってしまうこともあります。
コールドスプレーは皮膚の表面を冷やすだけで肝心の中身が冷えません。
シップやコールドクリーム等は一瞬ヒヤ~っとしますが、 これも3分ほどで生暖かくなりますし、
これも皮膚の表面だけを冷やしている状態なのでオススメできません。
では、何がいいのかというと、それは 氷(こおり) です。(^^*
冷凍庫の中にある氷を使うのです。
冷凍庫の中にある氷(患部にフィットしやすいので、できるだけ氷を砕いて小さい方がよい。)を氷嚢や強めのビニール袋にいれて患部に当てるのです。
スポーツ屋さんや薬局で見かける瞬間アイスパック(袋の中のパウチを破って化学反応?で瞬間アイスパックが出来上がりというもの)や、 ゲル状のアイスパックもありますが、
これは患部表面が冷えすぎることが多々あり凍傷の原因になるのであまりオススメできません。
しかし時と場合によっては、大変便利なグッズになります。その場合、皮膚とバックの間にタオルなど一枚レイヤーを入れて使用することをオススメします。
アイジングの効果と方法が少し分かってきたでしょうか?
実際に、氷で冷やすことにプラスαの処置をすることにより
腫れや痛みを最小限に抑える=怪我が比較的軽くなる=復帰が早くなる
という方法があります。
>> PRICES処置
| ▼ スポーツ外傷 (急激に起きた怪我) | ||
|---|---|---|
| スポーツ外傷の怪我別応急処置 2 3 4 | 急な怪我にはアイシング | |
| 傷の種類と応急処置 | アイシングの効果を上げる | |
| 切り傷の応急処置 | 怪我がおきたときまず確かめること 2 | |
| 刺し傷の応急処置 | スポーツの怪我と救命処置 2 | |
| すり傷の応急処置 | 人工呼吸と心マッサージ 2 | |
| 厄介な水ぶくれ(靴ずれ)とケア | ||
| ▼ スポーツ障害 (オーバーユース・使いすぎの怪我) | ||
| オーバーユースの怪我 使いすぎ症候群とは |
温熱治療と怪我の治療 |
|
| 部位別 オーバーユースの怪我の応急処置 【足・下腿】 【膝】 【腰】 【肩】 【肘・手首】 |
温熱治療の正しい使い方 | |
| スポーツの怪我の予防 | ||
| 急な怪我をできるだけ防ぐ方法 | 腰痛とストレッチング 腰痛の予防 | |
| オーバーユース・使いすぎの怪我を できるだけ防ぐ方法 |
肩のストレッチ(器具) (器具無し) | |





