▼ クロスカントリー 五輪スポーツ種目
アルペンが「滑る」競技なら、こちらは「走る」競技。1周5kmのアップダウンのあるコース(数種類あり)で行われます。
クロスカントリー競技は、上り、下り、平地が含まれる地形を利用して作られたコースの中を見えないライバルを相手にスピードと持久力を競う競技で、スキーの中で最も歴史が長いです。スキーはもともと雪の上を移動するための道具として使われ、平地の多い北欧で発達しました。北欧では人気が高く、子供からお年寄りまで気軽に楽しめるウインタースポーツとして定着しています。クラシカルとフリーという走法の異なる2つの個人種目と、リレー種目があります。
競技走法
クロスカントリースキーでは、ルール上決められた滑走法でコース内を滑ることになっています。
- クラシカル走法
クラシカル走法は、クロスカントリースキーにおける基本的な滑走法です。スキー板を左右並行に揃え、右足と左手、左足と右手と交互に手足を前方に動かして前進していきます。クラシカル走法に使用されるスキー板には摩擦を強くするためのワックスや毛皮などを貼り付けて、後方に滑らないようにする工夫が施されることがほとんどです。
- スケーティング走法
スケーティング走法は、ルールでフリー走法と規定されている際に行えるクロスカントリースキーの滑走法です。スケーティング走法はスキー板を逆ハの字に開き、両手のストックで漕ぐようにして字面を後ろに蹴りながら進んでいくのです。スケーティング走法は手と足の力をフルに使って滑るので、クラシカル走法よりも速く滑れるのです。
クロスカントリースキーにおける二つの滑走法は、カーレースにおけるエンジン排気量のような規定として機能しています。クラシカル走法のみと規定されている大会でスケーティング走法を使うのは、200ccマシンのレースに倍の排気量400ccマシンで参加するのと同じことなのです。
競技種目
- クラシカル
- フリー
- スプリント(フリー)
- チームスプリント(クラシカル)
- 複合(パシュート)
- リレー
クラシカル走法の個人種目。スタートラインは斜め(「く」の字型))に引かれており、予選ランキングのよい選手から有利なスタート位置を確保できる。実施種目は女子10kmクラシカル、男子15kmクラシカル。
グライディングする時にスケーティングで滑ることのできる種目。選手は30秒間隔でスタートし、選手ごとに計時する。スタート順はいくつかのグループに分け、グループごとにドローを行ってスタート順を決める。実施種目は女子30kmフリー、男子50kmフリー。
距離は女子が1.2km、男子は1.4km。クラシカル走法で行い、最初に個別スタートでタイムトライアルを行って、上位30名(コースによっては16名)が決勝トーナメントに進出できる。準々決勝は4人1組で選手が同時一斉にスタート(マススタート)し、各組の上位2名、計8名が準決勝進出できる。準決勝も同様に各組2名が勝ち上がり、計4名で決勝を行う。決勝も同じように4人が一斉にスタート。30人の決勝トーナメントではタイムは計測せずポートフィニッシュ(写真判定)で順位を決定する。
技方法は、1チーム2名でリレーをしながら交互に、各々3回交代して走る。マススタートでスタートしフリーテクニックで走行する。距離は女子1.2km、男子1.4km。
男子は前半に15kmクラシカル・後半に15kmフリー、女子は前半に7.5kmクラシカル・後半に7.5kmフリーで同じ距離を異なった走法で走る。マススタートでスタートする。クラシカルを走り終えたらフリー用のスキーに履き替えて後半を走り、合計タイムで競う。
1チーム4名でチームを編成する。女子は1人5km、男子は10kmを走る。スタートはマススタートで、1人目と2人目がクラシカル走法、3人目と4人目がフリー走法で走り、4人の合計タイムで競う。
種目一覧
| クラシカル | 15km | 男子 | - |
| 10km | - | 女子 | |
| フリー | 50km | 男子 | - |
| 30km | - | 女子 | |
| スプリント(フリー) | 男子 | 女子 | |
| チームスプリント(クラシカル) | 男子 | 女子 | |
| 複 合(パシュート) | 15km(計30km) | 男子 | - |
| 7.5km(計15km) | - | 女子 | |
| リレー | 4×10km | 男子 | - |
| 4×5km | - | 女子 | |




